やりたことやってみる

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在宅ワークの詐欺案件から学んだ仕事の探し方

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こんにちは、主婦ライターのme_meです。

 

在宅ワークを始めようとクラウドソーシングのサイトに登録してみたものの、仕事がたくさんあって選ぶのに迷いませんか?

 

条件が厳しい案件は初心者には難しそう、でも簡単そうなのはなんか怪しい…

考え始めると一歩を踏み出すのに躊躇しますよね。

 

かくいう私は下調べせず勢いで始めた結果、募集と実務の内容が全く違う悪質な案件を契約してしまい心が折れて辞めた一人です。

 

それから1年半を経て再起し、今はライターの道を歩き始めました。

初心者が仕事選びに注意すべき点を、経験を踏まえてご紹介します。

 

 

 

詐欺案件の実態

目先の餌に食いついてしまった

在宅ワークを始めたのは副業でライターをしていた会社の先輩の影響です。

本業とは別に月に20万ほど稼いでいる話を聞き、育休中にお小遣い稼ぎができればとクラウドソーシングのサイトに登録しました。

 

細かなことは仕事をしながら覚えればいいと思い、何の勉強もせず案件に応募。すぐに契約できました。その時の募集内容はこんな感じです。

 

商品モニター募集!

新しく販売する商品のモニター様を募集します。

商品はお試し後、返却の必要はございません。

 

多くの方のご意見を頂きたいので複数名募集します。

初心者の方も、お気軽にご応募ください。

 

ラッキー!こんな簡単に仕事が見つかるなんて在宅ワーク余裕だわ!と思ったのですが、そんなうまい話はなかったのです。

募集内容と実務内容が違う

契約後のやり取りは全てchatworkで行うと指示があり、契約者を集めたグループチャットにはこんなメッセージが届きました。

 

 今回の仕事は商品モニターではありません。

 指定したURLの商品を購入し、高評価の投稿をしていただくお仕事です。

 購入費用は発生しませんが、商品も届きません。

 今なら途中辞退いただいても結構です。

 

騙されたと思い辞退しようと思ったら、多くの方が了承の返信をしているのを見て大混乱。

しばらく画面の前で悩んだ結果、「皆やるみたいだし、こういう仕事ではよくあることなのかも…?」と気が乗らないまま承諾の返信をしてしました。

 

個人情報目当ての悪質案件

指定されたURLの先は大手ネットショッピングモールの店舗でした。

商品購入を進めると、現れたのは下記情報が必須の入力画面。

 

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号 
  • メールアドレス

 

ここでようやく案件の目的がサクラではなく、個人情報の入手だと気づいたのでした。

架空の情報を登録して残りの業務も早急に終わらせた私は、何も指摘されないことを祈りながら最短で契約を終了させました。

 

メールアドレスだけはショッピングモールのアカウント情報から相手に知られてしまい、今でも定期的に迷惑メールが届いています。

普段使っていないメーラーなのがせめてもの救いでした。

 

悪質案件には絶対ひっかからないと思っていた私。

何とも言えない罪悪感から、支払われた報酬も放置して以降1年半はクラウドソーシングサイトにログインしませんでした。 

 

初心者が案件を選ぶときに注意するべき点

登録するサイトや職種について下調べをする

説明書を読まないタイプの方は気を付けた方がいいかもしれません。

海千山千の業者の餌食になる可能性があります。

  

私は再挑戦するにあたり、クラウドソーシングとは何か、注意すべきことは何かを改めて勉強しました。

 

初心者が集まりやすいカテゴリーには悪質案件も多く混在しています。その中から優良案件を見つけるには、最低限の知識を身に付けることが大切です。

仕事内容を選ぶ時に特に役に立ったのは、外部の口コミや体験談を読むことでした。

 

「きっとこうだろう!」という自分の理想を妄想するのではなく、実際のイメージをつけることで案件の募集文のおかしさに気づけるようになります。

 

評価の数値だけで判断しない

上記の発注者は契約終了後にワーカーからたくさんの高評価を受けていました。

何を基準に評価するかはその人次第なので、その良し悪しはここでは議論しません。

 

しかし、評価が高いからといって必ずしも信頼できる訳ではないということを知ることもできました。

自分を信じて、周りに流されない判断をすることも大切です。

 

”誰でもできる”と書いてある案件は要注意

仕事を始める時は誰でも不安で、簡単な案件に手を出しがちです。

しかし、初心者においしい案件ほど条件をよく確認してください。

 

私が気を付けているポイントは下記のとおりです。

  • 初心者をメインターゲットとした募集要項
  • 単価が極端に安い
  • 数十名単位の大量募集をしている

失敗した案件は、これら全てが入っていました。

 

在宅ワーカーが増えている今、なぜ初心者を積極的に募集するのか?

この観点をしっかりと持ってチェックすることをお勧めします。

 

クライアント情報は細かくチェック

始めた時は案件情報の何をみればよいのか分かりませんでした。

クライアント情報も確認したつもりで、全く見れていなかったと今ならわかります。


私が気を付けているポイントは下記のとおりです。 

  • 募集実績の有無
  • 会社概要欄
  • 本人確認の有無
  • 過去の評価コメント

 

過去評価は数値ではなくコメント内容を参考にするようにしています。

初心者は経験による判断材料が少ないので、少しでも不安を感じたら応募を見送ることをお勧めします。

 

まとめ

 IT企業に勤めて10年。情報リテラシーが高い方だと自負していましたが、そんな幻想は見事に打ち砕かれました。

 

何も勉強せず楽して稼げる仕事なんてありません。

初心者だからこそ、リスクを回避するための最低限の知識を身に付けましょう。

 

また、失敗してしまってもやり直せばいいのです。

こんな私だって今はライターとして少しずつお仕事を頂いています。

ばかなやつもいるもんだと、笑って参考にしていただけたら幸いです。